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海外のおいしいもの情報をお届けします。今回はアメリカからお届け！

Vol.27

ブティックチョコレート　テイスティング（in Atlanta）

お酒とチョコレートのマリアージュが密かなブームの日本。
もっとワインとチョコレートのマリアージュを勉強したいなぁ・・・と考えていたら、ありました！
アメリカのブティックチョコレートとワインが堪能出来そうなセミナー！

クッキングに必要なものなら何でも揃っているViking。（URLはこちら≫）
お店の中にはステキなクッキングスタジオが2つあり、デモンストレーションの講義型のセミナーと参加型のセミナーを開催しています。

今回は主にワインやチーズのイベントをしているTASTE NETWORK atlanta（URLはこちら≫）
主催の特別セミナー“Introduction to pairing Boutique Chocolate, Artisan Cheese & Big REDS! From New York to S. Africa“です。
至福のチョコレート＆赤ワインテイスティングのレポートをお届けします！

※ピンクの枠がある写真はクリックすると拡大写真が表示されます。


目移りしてしまいそうなキッチングッズ達！プロフェッショナルなグッズまで揃っています。	女性の参加はもちろん、カップルで参加する人もいっぱい！

席につくと、今回のセミナーでテイストする赤ワイン、ブティックチョコレート、チーズの詳しい情報満載のガイドが用意されていました。チョコレートの作り方から、チョコレート用語集の一覧までのっている丁寧さ！大皿には、これからテイスティングする全てのチョコレートが！


上：マリアージュリスト（手順の表）（水色ペンの書き込みはワインとの相性）下：セミナーのガイド	ガイドには、各チョコレート、ワイン、チーズのinfoが盛り沢山！

スタイルの異なる6つのワインに合わせ、グループ分けされたブティックチョコレート。1つのワインに対し、3つか4つのチョコレートを縦に一列ずつ順番にテイスティング。写真には載っていませんが、インターナショナルなチーズもワインに合わせて1つずつマリアージュ！（左から順に1列ごとに１～６のワインと合わせていきます。）

体験したマリアージュ

	１	２	３
Wine	Bored Doe	The Wolf Trap	Spice Route Pinotage
Chocolate	(LA)Lemon Pepper	(LA)Orinoco	(Ch)Cherries＆Almonds 55％
	(LA)Richelieu	(Ma)The Yellow	(BT)Zinfandel Balsamic Truffles
	(Ma)The Pink	(Ma)Croquette Light	(LA)Baton Framboise
			(Mo)Ocumarian
Cheese	Tm. de Savoie[France]	Piave[Italy]	Cashel Blue[Ireland]
	４	５	６
Wine	The Beacon Shiraz	Jakkalsfonteine Shiraz	The Chocolate Block
Chocolate	(Ch)Strong Dark 70％	(Ch)Raspberries 55％	(LA)Ginger Truffle
	(BT)Santander Truffles	(Ch)Extra Strong Dark 77％	(LA)Fig Truffle
	(Ma)The Blue	(Mo)Tuaca Liqueur	(Mo)Bailey's Irish Cream
	(Ma)Croquette Dark
Cheese	Rouge Blue[U.S.A.]	Valdeon[Spain]	Beenleigh Blue[UK]

＊各チョコレート前の（）は、ブランド名の頭2文字。

ワインはいずれもNew Worldで注目されつつSouth Africaの6種のパワーのある赤ワイン。1段目左からMerlot、Cabernet Sauvignon、Malbec、Petit Verdotなどボルドースタイルの“Bored Doe”2004、Merlot、Grenache、Malbec、Syrah、Ruby Cabernet、Cabernet Sauvignon、Cinsaultをブレンドしたスパイシーな“The Wolf Trap“2004、南アフリカ共和国独特のブドウ品種Pinotageを使った“Spice Route Pinotage”2003。

2段目左からShiraz種を使いシナモンの香りがする“The Beacon Shiraz”2004、Shiraz種を使い力強さとミネラル感のある“Jakkalsfontein Shiraz”2004、Grenache、Syrah、Cinsault、Cabernet Sauvignon、Viognierをブレンドし、名前通りダークチョコレートのような香りを持つ“The Chocolate Block”2004。

TASTE NETWORK atlantaのオススメのワインとチョコレート＆チーズのマリアージュリストに添って体験。試食したブティックチョコレートは計５ブランド、20種、チーズは6種！
これだけのチョコレートとチーズを食べていると、口の中がパニックになりそうですが、意外とならないのが不思議。
チョコレートの中の苦み、酸味、独特の香り、コクに注目し、ワインの中に共通した点があるかをチェック。チョコレートとワインの相性が良いと、「まろやか！」に口の中で溶ろけ、至福のひと時を感じます！オススメのマリアージュと聞いていましたが、相性が悪い組合せもいくつかありました。マリアージュが合わず、バランスが悪いと「酸っぱい！」「苦い！」など感じます．．．
また、チョコレート単体で食べると美味しいのに、「このワインには合わない！」というものも．．．
マリアージュは時に、主観的になものなので難しいですね。
20パターンの中で、特にお気に入りの組合せは、
（１）１Bored DoeとL.A. BURDICK Handmade ChocolatesのRichelieu。Bored Doeの強すぎないオーク感、そして深いベリーの果実感が、Richelieuのドライチェリーとピッタリ！

（２）３Fairview PinotageとBT MCElrathのZinfandel Balsamicのトリュフ。アメリカで人気のZinfandel種を使った赤ワインとバルサミコのほんのり甘酸っぱいチョコレートは、アメリカンオークからバニラの風味を得たワインと相性抜群。

試食したブティックチョコレート

Moonstruck Chocolate
ムーンストラック　チョコレート

608 SW Alder St. Portland OR 97205
TEL：503-241-0955 / 800-557-6666
URL:http://www.moonstruckchocolate.com

1993年にポートランドで創業し、上質でフレッシュなトリュフが人気のホワイトハウス御用達ブランド。オレゴンを中心にチョコレートカフェも6店舗運営。素晴らしいチョコレートとオレゴンの有名なウィラメットヴァレーのブランデーやへーゼルナッツを含むPacific Northwestのナチュラルな材料を使用し個性を出しています。
アイスクリームの形をしたCream corn collectionやサンデーの形をしたCafé sundae collectionの可愛らしいトリュフはアメリカならでは！

[試食したチョコレート]
３Ocumarian-メキシコのアンチョウ＆チポトレチリのスパイシーさが刺激的なトリュフ。
５Tuaca Liqueur-しっかり甘めのバタースコッチ＆キャラメルフィリング入りのミルクチョコレートガナッシュ。
６Beenliegh Blue-とってもミルキーなアイリッシュリカークリーム入りのミルクチョコレート
ガナッシュ。

L.A. BURDICK Handmade Chocolates
エルエー　バーディック　ハンドメイド　チョコレート

47 Main Street, Walpole, NH 03608
TEL：800-229-2419
URL:http://www.burdickchocolate.com

1987年からヨーロッパのクーベルチュールを使ったチョコレートをレストランに卸したり、
ケイタリング。現在はハンドメイドのボンボンショコラだけではなく、ペイストリーも充実したブランドに。3店舗のカフェ、フレンチスタイルのレストランも運営。材料選びには決して妥協しない姿にはとても惹かれます。創業者Larry Burdickのトレードマークのチョコレートでもある、ポッチャリしたペンギンと尻尾の付いたマウスチョコレートはキッズにも大人気！


Velvet Hearts Assortment 中央にはアーモンドの耳とシルクの尻尾を持つマウスチョコ！	Chocolate Penguins ダークチョコとレモンのガナッシュをダークチョコでコーティングし、ホワイトチョコレートがアクセントになったペンギンチョコ

[試食したチョコレート]
１Lemmon Pepper Truffle-レモンの皮とペッパーがスパイシーなカリビアンダークチョコレート。
１Richelieu-キルシュに漬かったドライチェリーと程よくクミンシードがアクセントになったボンボンショコラ。
２Orinoco-ベネズエラダークチョコとミルクチョコがブレンドされ、カリビアンスパイスとラムが効いたチョコ。
３Baton Framboise-ダークチョコレートに甘酸っぱいラズベリーの香りがいっぱい。
６Ginger Truffle-ベネズエラ・フランス・スイスのダークチョコレートにオーストラリアンジンジャーがマッチ。
６Fig Truffle-ダークチョコボンボンにポートワインでマリネされたイチジクの相性は抜群。
イチジク独特の感触が残っているのも魅力。

Chocolove
チョコラブ

PO Box 18357 Boulder, CO 80308
TEL：303-786-7888 / 888-246-2656
URL:http://www.chocolove.com

28カ国を訪れ味覚を鍛えたオーナーのTimothy Moleyがアメリカに上質なチョコレートを提供したいと始めた1995年創業のブランド。「全てナチュラルな材料」＆「ヨーロッパのショコラティエの伝統的ななテクニック」とコンセプトはとてもシンプル。自然食品やオーガニックストアから火が付き始めた、オーナーのチョコへの情熱が感じられるプレミアムなチョコレートバー達。

[試食したチョコレート]
３Cherries & Almonds in Dark Chocolate Bar-ほんの少しだけ入ったチェリーとアーモンドのクランチのバランスが良い55％ココア使用のダークチョコレート。
４Strong Dark Chocolate Bar-アフリカのココアに少しカリビアンココアをブレンドしたココア70％使用のビタースイートチョコレート。
５Raspberries in Dark Chocolate Bar-55％ココア使用のダークチョコにほんの少しだけラズベリーの甘酸っぱさがアクセント、種のツブツブ感が特徴的。
５Extra Strong Dark Chocolate Bar-アフリカン、サウスアメリカンココア77％使用のチョコ本来の味が堪能出来る本格ダークチョコレート。

BT MCElrath.
ビーティー　エムシーエルラース

2010 E. Hennepin Ave.,#78 Minneapolis, MN 55413
TEL：612-331-8800
URL:http://btmcelrath.com

ミネアポリスで1993年に創業をしたトリュフが有名なブランド。料理学校卒業後、18年間レストラン、ビストロ、ホテル、クラブなどで働いたBrian T. McElarathは、数々のテレビ番組に出演するアメリカで注目されているショコラティエ。奥様はパートナーであり、チョコレートのヴィジュアルデザイナー兼チーフテイスター。「人をハッピーにさせたい！」と願うショコラティエのチョコレートは、五感を使って丁寧に味わいたいですね。


左から Passion Hearts、Cherry Hearts、Love Notes^TM Dark Chocolate Truffles。（大きなハートの周りの細長いパッケージ）	9個入り以上のTruffle Assortment からこちらのステキなパッケージに。

[試食したチョコレート]
３Zinfandel Balsamic-フルーティな赤ワイン＆バルサミコがダークチョコレートに上手く溶け合ったトリュフ。
４Santander Truffles-アフリカのココアに少しカリビアンココアをブレンドしたココア70％使用の
ビタースイートチョコレート。

MarieBelle NEW YORK
マリベル　ニューヨーク

Fine Treats and Chocolate
484 Broome St New York, NY 10013
TEL：212-925-6999 / 866-925-8800
URL:http://mariebelle.com

創業者MarieBelleが夫のNYアーティストJacquesと手掛けるデザインチョコレートはまさしく
アート！日本でも取り扱いが増えてきて楽しめるチョコレートになりました。テイストも20種以上あり、お洒落なボックスセットはプレゼントにもぴったり。
セリマのメガネも置いている前回レポートのLunettes et Chocolatはこちら≫


25 Piece Blue & Brown Box	ジュエリーボックスのようなイタリアンボックスもシック！

[試食したチョコレート]
１The Pink-シナモンしっかり目のココア72％まで使用したガナッシュ。
２The Yellow-コクのあるエスプレッソ入りのココア72％まで使用したガナッシュ。
２Croquette au Chocolat Light-バタークッキー入りのミルクチョコレート。シリアルのような食感が心地良い。
４The Blue-口いっぱいにカルダモンが広がるココア72％まで使用したガナッシュ。食べた後は驚くほど口の中がさっぱり。
４Croquette au Chocolat Darkバタークッキー入りのダークチョコレート。シリアルのような食感が心地良い。

チョコレートはとても魅力的な濃厚な食べ物です。酸味が強め、苦味がしっかり、副材料がフル-ティなど、どんな点でインパクトがあるかを捉え、それに負けないワインをセレクトすることが大切！
1つのチョコレートに様々なワインを合わせたり、色々なチョコレートに1つのワインをマリアージュさせてみることは、とても面白い体験です｡お気に入りのブティックチョコレートに合うワインを見付けて、楽しみを倍増させてみては？

Written by Miele.

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